
この記事では25日から運転を見合わせている弘南鉄道について紹介するよ。
・弘南鉄道のレール異常って?
・レール異常を放置した脱線事故の事例
・弘南鉄道の代行バスはある?



レール異常の詳細は発表されてないんだ。
でも猛暑が原因のひとつと考えられるよ!
8月の弘南鉄道での脱線事故後には見つからなかったみたいだね。
JR北海道でレール異常を放置したことから脱線事故も起こっているから、安全が分かるまで復旧できないね。
運転再開は10月中を目標にしているみたいだよ!
代行バスは10月3日からの予定です。
弘南鉄道のレール異常ってなに?
2023年9月25日午前中にレールに異常が見つかりました。
異常が見つかったと発表されているのは次の区間です。
- 弘南線の黒石駅と境松駅
- 大鰐線の中央弘前駅と弘高下駅
それに伴って原因を調査するため、25日~27日は全線で運休が発表されています。



レール異常が見つかったと発表されているのは一部の区間なんだね。
でも、どうして全線で運転を見合わせる必要があるのかな?



異常が見つかったのは一部だけど、その異常の原因次第では他の区間のレールにも異常が起きる可能性があるからなんだ。
鉄道のレール異常の原因は?
2023年9月24日に、山形新幹線もレール異常が原因で2時間運休しています。
担当者によると、今年は例年に比べ猛暑が続いており、その影響だと思われるとのこと!



確かに今年は特に暑かったよね!
レールは鉄でできているため、暑さで伸び、寒さで縮む性質を持っています。
もちろん、ある程度の温度変化には耐えられる設計にはなっているようです。
しかし、暑すぎると想定を超えて伸びてゆがみ、軌間が広がり脱線につながる危険性があるます。



だ、脱線⁉
それは大変すぎるね。



そうなんだ!
だから脱線しないように鉄道会社は速度を落したりして運行することもあるんだよ。
- 岐阜県内のJR高山線:レールの温度が上昇し、速度を落として運行
- 富山県内のJR高山線:温度が規制値に達し、徐行運転
- 秋田県由利本荘市の由利高原鉄道・鳥海山ろく線:暑さでレールの一部がゆがみ、運転を取りやめ
脱線事故につながりかねないレールのゆがみは本当に怖いですね。
事故にならないように鉄道会社で規制値を作ってくれていて安心できます。
やっぱり日常で使用するものなので、安全・安心が第一ですよね。
レール異常が原因の事故例
レール異常が原因の事故が過去にないか気になって調べてみました。
2013年9月19日に北海道七飯町で貨物列車の脱線事故が発生していました。
弘南鉄道と同じローカル線での脱線事故です。



同じローカル線だ!
近い感じがして怖い…。
けが人はいなかったの?
幸いにも、貨物列車の脱線事故だったのでけが人はいなかったそうです。
しかし、これが通勤電車や、特急列車の脱線事故だったらそうもいえないですよね。
間違いなく大事故になっていたでしょう。
しかも驚くべきことは、レール異常には事故が起こる1年以上前から分かっていたそうです!
その後の調査で97箇所の異常が発見され、当時大きなニュースになっていました。



こ、こわすぎるね
このことを踏まえると弘南鉄道の対応は重大な事故を起こす前の行動として妥当といえるでしょう。
大事故が起こってしまったら取り返しがつかないですよね。
レール異常が見つかったのが一部でも、全線のレールをくまなくチェックしてくれているのでしょう。
- 弘南線(弘前駅 – 黒石駅 16.8 km)
- 大鰐線(大鰐駅 – 中央弘前駅 13.9 km)
計30.7km



それにしても3日間!辛すぎる!
早くチェック&修繕をして復旧して欲しいよね。
弘南鉄道の運転再開はいつ?
弘南鉄道の全線運行再開の発表はありません。
※9月27日追記。
以下の日程の運転再開を目指すと発表がありました。
- 一部区間:10月上旬運転再開
- 全線:10月中旬~下旬運転再開
過去、大分鉄道の大雨が原因の場合には運行再開までの1か月が掛かっています。
大分鉄道の運休の原因は以下の通りです。
- レール異常
- 橋脚の破損
- 橋脚に接触してしまった岩の撤去
弘南鉄道の場合はレール異常のみの発表なので1か月はかからないでしょう。
しかし、通勤・通学にも利用している人が多いので一刻も早い運転再開が望まれますよね。
せめて週明けの10月2日までには運転再開しておいてほしいものです。
弘南鉄道運休で代行バスはある?
弘南鉄道の運休で代行バスの手配はしているようです。
ただ、引き受けてくれるバス会社がいないのか、代行バスの運行開始は発表されていません。
通勤、通学にも利用している人も多いため、早く代行バスを運行して欲しいですよね。
※10月3日から利用開始を目指すと発表がありました。
弘南鉄道運休の世間の反応
弘南鉄道運休による世間の反応をまとめてみました。
弘南鉄道ということもあってこれを機に廃線になってしまうのではないかと心配している声もありますね。
ローカル線の悩みといえば利用者がなかなか増えないことでしょう。
金魚ねぷた列車や弘南鉄道サイクルトレインなどのイベント列車を運行して活性化を図っています。
通勤・通学に弘南鉄道を利用する人には、廃線は死活問題のためなんとか廃線はしないで欲しいですね。



筆者の地元も1車両だけのローカル線なんだよね。
1時間に1本あるかないかだけど、なくなると不便よ。
弘南鉄道の運休についてまとめ
弘南鉄道が2023年9月25日~27日、レール異常のため運休しています。
詳細は発表されていませんが、猛暑によるレールのゆがみが原因ではないかと予想されます。
復旧には時間がかかり、明らかになっていません。
一部区間は10月上旬、全線は10月中旬から下旬を目指すを発表がありました。
代行バスは10月3日から利用できる見込みです。
通勤・通学に必要不可欠のものなので、一刻もはやく自体が進展してほしいと願うばかりです。
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