漫画はもちろん、実写化も大人気の映画キングダム「運命の炎」が2023年7月28日(金)に上映されます。
初日舞台挨拶開催も決定され、

続きが見れる!
と興奮している人も多いのではないでしょうか。
今回は
- 映画キングダム「運命の炎」は漫画の何巻から何巻までの内容なのか
- 映画キングダム「運命の炎」は原作とどこが違うのか
を漫画を全巻読破しているオタクの私が掘り下げていこうと思います。
映画を見る前の予備知識として、または映画を見た後漫画が読みたくなった人向けの内容です。
映画キングダム2までのあらすじ
映画キングダム「運命の炎」について語る前に映画キングダム2までのあらすじをご紹介します。
すでにご存じの方は読み飛ばしOKです。
映画「キングダム」のあらすじ
キングダムの最初の映画化作品です。
原作漫画の「王座奪還編」(1〜5巻まで)を映画化しています。
剣術の才能があり、いつか天下の大将軍になるのが夢の奴隷の少年・信。
幼馴染の最後の頼みを聞くため、秦の若き王・嬴政を手助けし、嬴政の弟のクーデターを鎮圧、王座を奪還。
若き二人の夢に向かって二人は歩いていきます。
アクションシーンが迫力満点で、私を含む原作ファンも認めざるを得ない仕上がりでした。
最終興行も57.3億円と大ヒットしましたね。



ラスボスが違ったけど、話の流れ上仕方がないかな。
キングダム2で補填されているので、いいでしょう!
映画キングダム2 遥かなる大地へのあらすじ
前作の大ヒットから満を持して発表されたキングダム2 遥かなる大地へ。
原作漫画の「蛇甘(だかん)平原での戦い」(5~9巻まで)を映画化しています。
天下の大将軍を目指す主人公・信が、実際に戦に臨みます。次々に周りの組が崩壊していく中、信がいる組は新キャラの女剣士・羌瘣(きょうかい)の活躍もあり、生き残り成長していきます。
前作に引き続き迫力のあるアクションシーンに脱帽でした。
戦が始まる前は、意気揚々としていたのに、いざ始まると空気が凍り付く感じもリアルでした。
映画を見終えたあとに



ん?なんか話飛んでるぞ?
と原作漫画を読んでいる人は気づいたことでしょう。
そう!それが今回の映画キングダム「運命の炎」に盛り込まれる内容です。
物語の重要な話なので、キングダム2には収まりきらなかったのでしょう。



好きな話だから、キングダム3でじっくりやってくれるのは高ポイントです!
映画キングダム「運命の炎」は漫画の何巻から何巻?
最新作、映画キングダム「運命の炎」は漫画の何巻から何巻までなのでしょうか。
結論からいうと、「馬陽(ばよう)の戦い」が10巻~16巻まで、「紫夏編」が7巻終わり~8巻までです。
この「紫夏編」がキングダム2でカットされていた内容でした。
紫夏編は嬴政の幼少期の話です。
当時敵国に取り残されていた嬴政。
その生活はひどいものでした。
そしてあることがきっかけで、その国を脱出することになります。
その手助けをしてくれたのが新キャラの紫夏です。
この脱出劇が呂不韋(りょふい)との戦いを本格化させるのに、大きな役割を成します。
このエピソードは、回想シーンで登場することが予想されます。



ちょっと「馬陽(ばよう)の戦い」と内容がつなげにくいよね。
でももしかしたら、紫夏編→馬陽(ばよう)の戦いになるかも⁉
突如、秦軍の隙を狙って攻め込んできた趙軍。
これまで、戦に積極的でなかった王騎が総大将になります。
理由は王騎にとって因縁の相手が趙軍にいることが分かったから。
果たして因縁を断ち切り、王騎や信は勝利を収めることができるのか。
このエピソードは信にとってとても大事な話です。
このエピソードがなければ、キングダムのこの重厚で壮大な漫画は成立しなかったことでしょう。
さらに秦にとっての最大の強敵の李牧(りぼく)が登場します。
映画キングダム「運命の炎」の原作とのちがいは?
映画キングダム「運命の炎」はまだ公開前なので、原作との違いを名言することができません。
公開され次第加筆していきますので、再訪してもらえると嬉しいです。
映画キングダムの原作とのちがいは?
前々作のキングダムの原作漫画との違いを見てみましょう。
- 山の民に連行されるシーン
- 巨人ランカイの登場シーンと結末
- 左慈がラスボス
細かな違いは割愛しますが、上記の3シーンが最も原作漫画と違うところです。
映画は2時間という縛りがあり、そこでエンターテイメントとして成立させなければなりません。
多少の原作漫画との違いは目をつぶりましょう。
山の民に連行されるシーン
- 映画
-
兵士も含めた全員が山の民に一度に捕まる。
- 原作漫画
-
皆の命の補償と引き換えに、政が一人で捕まる。
しかし、政を心配した信ら3人が後を追い、その後3人は山の民に拘束される。
映画上映時間の都合上、一網打尽に修正されたシーンです。
原作漫画では、そこまでいいとこナシの壁が男を魅せるシーンでもあるので少し物足りなく感じました。
また、山の民の人気キャラ・タジフの見せ場もカット。



タジフと信の友情が芽生えたシーンのカットは仕方がないとはいえ残念でしたね。
巨人ランカイの登場シーンと結末
- 映画
-
玉座にいく途中の地下道で登場。
その後戦いの末、絶命。
- 原作漫画
-
玉座でのラスボスとして登場。
政の弟・成蟜が王の器でないことが改めて露見したシーン。
戦いの後は、一命をとりとめ、山の民に引き取られる。
ランカイで一番原作と異なったのは、登場タイミングと戦い後でしょう。
映画的にラスボスとして見せ場がないと判断されたようです。
成蟜が王の器でないことを再認識できる存在なので、ラスボスのままでもよかった気がします。
左慈がラスボス
- 映画
-
玉座での戦いで左慈がラスボス扱い。
- 原作漫画
-
玉座との闘い前の地下道での中ボスとして登場。
壁や山の民を負傷させる。
原作漫画では地下道の中ボスとして登場した左慈が、映画ではラスボスで登場。
ランカイよりも、左慈のほうがアクションシーンを撮影するのがエンターテイメントとして成立しやすかったのでしょう。
映画キングダム2の原作とのちがいは?
前作の映画キングダム2も、前々作と同様に原作と異なるところがありました。
- 河了貂と信の共同生活の省略
- 政の幼少期の話の省略
- 呉慶の過去話の省略
今回は大幅な流れは原作と同じですが、省略が目立ちました。



特に呉慶の過去話は、物語に厚みを持たせるもの!
なんで白髪になったのかとか気になりませんか?
原作を読んで、理由を知ってください。
キングダム2で省略された政の幼少期が、最新作の映画キングダム運命の炎に盛り込まれています!
政の根幹にまつわるエピソードなので、キングダム2に無理やりねじ込むよりも、次作にじっくり落とし込んでくれて嬉しい限りです。
まとめ
今回は「運命の炎/映画キングダムは漫画何巻から何巻?原作との違いは?」をテーマに掘り下げてみました。
「馬陽(ばよう)の戦い」が10巻~16巻まで、「紫夏編」が7巻終わり~8巻までです。
映画を見終えた後、さらに熱い背景などが知りたい方は原作漫画を読んでみてください。
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